重賞黙示録
ジャパンカップ回顧
公開日:2023年11月27日
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2◎イクイノックス
10○ダノンベルーガ
1▲リバティアイランド
5△ドウデュース
17△スターズオンアース
14△ディープボンド
3△タイトルホルダー
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さすがにトリガミでした。
それにしてもイクイノックスは強い。
気合をつける意味で
一度ムチを入れただけでほぼノーステッキ。
抜け出す瞬間に左手前へ戻して
ゴール寸前で右手前へ替えてしまい、
完全に遊んでいます。
[ 3- 3- 3- 3 ]という通過順で
上がり最速(33.5秒)ですからね。
レースラップも
12.4秒 → 12.4秒 → 11.7秒
最後手綱を緩めても加速ラップを刻んでいます。
ホンマに化け物です(笑)
2014年にエピファネイアが
ジャパンカップを制した時、
通過順は[ 3- 2- 3- 4 ]でした。
鞍上はスミヨン騎手。
引っ掛かる寸前の前進気勢を保ちつつ
前々でレースを完全に支配して
それでいて勝ち切るのが王者です。
当時
『この乗り方は日本人騎手ではできない』
と言われました。
日本人騎手だと
中団より後ろに控えないと
完全に折り合いを欠いてしまいます。
強い前進気勢を
引っ張るのではなく、
流れに乗せて「動力」に変える
乗り方は"神業"の領域です
ゴール前で手綱を緩めての
4馬身差勝利は
今回のイクイノックスもまったく同じ。
ルメール騎手、お見事でした。
馬は世界一になりましたが、
日本人のジョッキーはまだまだという気がしますね。