重賞黙示録

日本ダービー考察
公開日:2025年5月30日
かなり前ですが、
居酒屋で競馬記者の友人ケンちゃんが
『最近の併せ馬は
追走して「内」が主流だが、
追走して「外」へ行った場合は
その理由を考えるようにしている』
と言っていました。
追走して「外」へ行くと
追いかけた方はかなりきつい。
大きな負荷がかかります。
距離的なロスも大きいですが、
前の馬たちが蹴り上げるチップは
遠心力で外へ飛ぶので
追走して「外」に行くと
それ(チップ)をモロに被ることになります。
精神的にもきついのです。
追走して「外」へ行く馬は
『アイシールド』
という目を保護する馬具を着けて
馬場入りすることが多いらしいです。
チップが目に当たると怪我をしますからね。
だから馬場入りの際、
『アイシールド』
を着けている馬を見つけたら、
併せ馬の形と動きをじっくり観察するそうです。
追走して「外」へ行く併せ馬について
4つほど理由が考えられます。
【理由1】
太いのであえてきついメニューを課す
【理由2】
気合不足なので厳しいメニューを課す
【理由3】
実力差がありすぎるので追走「外」の形を取る
【理由4】
馬体が充実しているのでバリバリ攻められる
理由を「悪い」→「良い」の順で記してみました。
追走して「外」へ行く併せ馬で
【理由4】の時はズバリ買いです。
ケンちゃんも【理由4】の場合、
絶対に馬券を買うと断言していましたよ。
クロワデュノールは皐月賞の中間、
併せ馬を3本消化しています
(輸送があるので最終調教は除く)
1本目…追走して「内」
2本目…追走して「内」
3本目…追走して「真ん中」
この中間は
14日と21日に併せ馬を消化しています
(輸送があるので最終調教は除く)
14日…追走して「外」
21日…追走して「外」
2本ともに追走して「外」です。
これは馬体が充実している証拠。
特に21日は僚馬2頭を前へ行かせて
「大外」へ進路を取り、かなりハードな形でした。
もちろんアイシールドを装着しています。
馬体減に悩まされた皐月賞時とは
メニューの中身&強度がまるで違うのです。
それでは発表します。